女の園の星

ツイッターで、流れてきて知った和山やまさんの新刊です!☺️

 

「夢中さ、君に」で好きになった作家さんです。ちょっとレトロで綺麗な絵と、あざとくないギャグが好きです。

「夢中さ、君に」も面白かったのですが、更におもしろくって、久々に漫画読んで声出して笑いました。

エターナル・カオルの話と、小林先生と飲みに行く回、誕生日の話が特に面白かった〜。

女子高楽しそうだなー、良いなぁ。

しかし、出てくる子たち、なんやかんやしっかりしてて、頭良くて、自己肯定感高そうで、羨ましい〜と思ってしまった。わたしの高校生の頃って、ひたすら卑屈で周りのことなんてちゃんと見れてなかったよなーと思います。いやでも、周りもそういう人多かったと思う。

この漫画の雰囲気の人間関係に近づけたのは、都会の大学に進んでからだったなぁと。この漫画の子たちも都会の子っぽいし、やっぱり田舎とはなんか違うよな〜と思ってしまいます。

あと、会話のやりとりが面白くって、最近仕事場の人と家族以外の人と話す機会がなく、面白い会話を追求するやる気がゼロになってるなーと気付きました。そんな面白い会話が元々できるわけではないんやけど、なんというか、その、心意気がたりてないんですよ。情けない!ってことです。気持ちだけでも持っておかねば、!

おわり!

風とともにゆとりぬ

長めに電車に乗って移動することがあったので、お供に朝井リョウさんの「風とともにゆとりぬ」を持って行きました。

やー、面白かったです!

電車で読むにはちょっとミスチョイスな本かもです。めっちゃ笑いました。マスクしてるしガラガラな電車だったしまあセーフということで。途中からは普通に声出して笑ってました。

眼科の先生の話とかビーチバレーでメンバー探しに奔走する話とか好きした。1番お気に入りは結婚式の余興のために替え歌を作る話です。全力でふざけられるって良いなあと思いました。うけてたのかどうなのかは気になりましたが 笑

わたしだったら絶対笑うと思うけどなぁ〜。あとポジティブな柚木さん羨ましいなぁと思いました。

前作のエッセイを読んだ感じ朝井さんはポジティブな人なのかなと思ってましたが、時々ネガティブな面が出てきて、勝手に分かる〜〜と思ってました。

前作のエッセイも読みたくなってきたので、また読み返そうかな。おわり。

 

黒い家

微熱は下がって健康体に戻りました。いえい。

読んだ本のこととかと言いながら、本のことぜんぜん書いとらんかった。

最近読んで衝撃的に怖かった本。

貴志祐介さんの「黒い家」です。

以下、ネタバレ少し含むかもなのでご注意ください。

 

はじめの方はわりと、保険業のお仕事小説という感じで、こんな仕事があるのね〜、ふぅ〜んと余裕で読んでいたのですが、突如怪しくなる雲行き。呼び出されて行ったおうちで、首を吊って死んでいる少年を見てしまう主人公。

少年を自殺に見せかけて殺した犯人は誰か、読んでる人はたぶん主人公より先に気づくのではないかなと思います。それ故に主人公の行動に、なんでそんなことする??いやいらんことせんと、さっさと逃げて!!!と思いながらはらはらしっぱなしです。

ここまでも十分怖いのですが、なんと言ってもラスト、犯人が主人公を殺そうと追いかけてくるところのこわいことと言ったら!!息を止めつつ、とにかくハッピーエンドであってくれ!と念じながら一気に読みました。結果、ハッピーではなさそうなエンドでしたが…。

一点、わたしが気になったのは主人公の兄は本当に事故で死んだのかな?というところ。

わたしはてっきり、母親が生活苦から兄を殺したのでは?と思いながら読んでいました。お母さんは保険業のお仕事をされていたから、その辺詳しそうだし…。

母親はリスには触れなかったと主人公は言っていましたが、実はそれは周りを欺くための演技で、保険金欲しさに兄を突き落としたか、あるいは兄がそこに行くようリスを置いておいたとか…。

人を殺してしまったことにあまり罪悪感を感じなかった主人公が、実は兄は母に殺されたのだと知って、自分も保険金欲しさに平気で人を傷つけたり殺したりする人間なのではないか?と絶望するのかな〜と思っていました。が、どうも違うようです。とっても子ども思いのお母さんのようでした。お母様、大変失礼致しました。でも兄の死の真相は主人公が母親から聞いた話で終わってるので、自分の説を諦めきれないです。むーん。

我々には理解できない存在サイコパス!ってラベルを貼って怖がるお話も良いですが、実はその境目って曖昧なのでは?あなただって、わたしだってふとした弾みにそのことに気づいちゃうかもよ?的なのが好みですが、現実にそういう人と出会ってしまったらそんなことも言えないのかな〜。いやー、絶対出会いたくないけどな、というちょっとした矛盾を言いつつ終わりとします。終わり。

 

 

 

 

 

小生物語

ブログで思い出した本。

乙一さんの「小生物語」

 

中学生の頃に、乙一さんの小説に熱中していました。きっかけは「失はれる物語」だったはず。

「小生物語」は乙一さんのブログをまとめたもので、本当か嘘かよく分からない話が並んでいる。あとわりと白いページがある。脚注に、このページはメモとして使ってくださいなんてことが書かれていたりして、脚注を読むのが楽しい。

 

ところで勢いで友だちと歌を作ることになったので急いで作曲について調べないといけなくなった。何からどうしていいか分からず途方に暮れていますが、わくわくしています。わくわくわく。

インプット大全

インプット大全という本を読んで、軽率にブログを始めることにしました。人生で2度目のブログ。

いちどめは高校生の頃にすこし。それはあまりにあれだった気がするので封をしておくとして。当時、どこの誰とも知らない大学生のブログが面白くて好きでした。妙に面白かったけど人気ランキングに入るようなブログではなくて、だんだんと更新されなくなっていった。コメントとかすればもう少し読めたのかな〜、いやでもそんな気の利いたコメント書けないしな〜と今さら無駄に葛藤したりする。

わたしもかつてのブログを滅してしまったわけだけれど、今回はゆるゆると続けていけたらなと思います。自信はあんまりないけど。とりあえず読んだ本のこととかをね、忘れないようにこっそり書いていきたいね。

 

ところで、インプット大全は面白かった。インプットというとお勉強でしょう?と思っていたのだけど、それだけじゃなくて、目に入るもの耳にするもの、何もかもの面白さを見つける方法なのかなと思った。そのためにはやっぱり面白いことを知ってないと目に映らないし、聞こえてもこない。せっかくいいものに出会っても右から左へ流れていってしまう。とりあえず美術史の本を読んで美術館に行きたいな…。いつになるかな。